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「選択と集中」を勘違いして解釈すると痛い目にあうかも。(その2)

「選択と分散」が成功する3つの理由と2つの秘訣

※「選択と集中」を勘違いして解釈すると痛い目にあうかも。(その1)の続きになります。

「選択と分散」が有効な理由は、いくつかあります。

 

1_事業コストの低下

最も大きな理由は、先程も触れたように、
ネット時代に入り、事業に必ずしも大きなお金を必要としなくなったことです。

数千万円ないと起業できないのが20年前。飲食業でも小売業でも、サービス業でも店舗にお金がかかりました。しかし、今はサイト一つで商売ができます。

フリーランスや主婦への仕事もネットで発注がしやすくなり単純作業は特に安価に使いやすくなっています。

 

2_環境予測の難しさ

また、「トレンドが分かりにくい」というのもひとつの理由でしょう。右肩上がりの時代は終わったのは間違いないので、何をやっても成長できる時代は再び来ないでしょう。例えば、IT業界でも、たった20年しか立っていないのにホームページ製作の単価は10分の1に下がり、廃業せざる得ない企業も多いと思われます。

変化が予測しにくい時代だからこそ、分散が有効なわけです。

 

3_事業の拡張スピードのアップ

一昔まえに比べて、事業の拡張スピードが明らかにアップしました。

例えば、「パズドラ」で有名なガンホーの営業利益は2年で約11億円から約912億円と約9倍になりました。ゲーム1本のメガヒットが大きな要因です。ディズニーランドでさえランドオープン30年で580億円の営業利益です。料理レシピのクックパッドもサービス開始から約15年で営業利益30億の事業に成長。SNSにより情報が拡散するスピードが早まったこともあり、IT事業のレバレッジはかなり高いといえるでしょう。

以上から、必ずしも「選択と集中」が好ましい戦略ではなく、むしろ今の時代は「選択と分散」が重要ではないかと思う理由です。

 

「選択と分散」を失敗させないために

 

とは言え、「選択と分散」はリソースが分散するので中途半端になる可能性も否めません。

考える時間も分散しますし、投下資金も分散します。

それでは、「選択と分散」を失敗しないためには、何がポイントでしょうか。

①「選択」する事業の選び方

一つは、「選択」する事業の選び方がポイントだと思います。
利益率が高い
ストック事業(積み上がり事業)
他社に比べ競争優位性がある
在庫が少ない
事業の拡張性がある
初期投資が低い
労働時間との非相関

などをキーワードに検討すると良いと思います。
逆に、このキーワードに反する事業はスタート時点でかなり厳しい事業を選択しているかもしれません。

 

②「選択」する事業の順番

階段

次に「選択」する事業の順番です。

一発勝負で背水の陣で頑張る。という方は順番は気にしなくても良いでしょう。

しかし、私のように多くの成功と失敗を間近で見てきた人間としては、事業の順番は考えた方が良いと思わざるを得ません。

小心者の事業の順番は下記の通りです。

1st_初期段階ベース事業

・比較的仕事が取りやすい。

・将来の売上が読みやすい。

・初期投資がかかりにくい。

目標は、粗利が月々の固定費を超えることです。

2nd_ストック型・装置型事業

・積み上がる事業

・労働時間と売上が比例しない事業

自分が動かなくても一定の売上を上げるようにする構造づくりです。

新たな事業にチャレンジするための時間とお金を確保します。

3rd_トライアル事業

・未知の事業にトライする

・スピードを優先してまず走る

・一定の時間が経ったら速やかな撤退も

ベース事業とストック型事業があると、いわゆるリスクの高い未知の新規事業にも果敢にトライできます。

ここでは事業は精度よりもスピードが大事なことが多いでしょう。

起業して間もないのに、3rd_トライアル事業で勝負をかけていないか、1st_初期段階ベース事業がそこそこ順調で、そこで留まっていないか確認してみると良いでしょう。

About alex

サイトの管理人でありライターのアレックスAlexといいます。日本人です。 経営コンサルタントであり、 WEB関連の起業家であり、 インキュベーターであり、 良き夫でもあります(笑) 現役で顧問先を複数持ち、数社の社外取締役も行っており、思ったことを記事に書きやすくするため実名ではなく、アレックスを名乗りサイトを運営しています。 結構な長い期間、コンサルティング会社に勤め、コンサルタントとしてそれなりの結果を出しました。しかし、自ら起業してみて数年が経つと学んだことがたくさんありました。 いわゆる理論と実践の違いです。 うすうす気づいてはいましたが、コンサルティングのご支援で成果の出る場合、クライアントさんがそもそも優れている場合が圧倒的に多いと感じていました。 そして、学歴の高くない叩き上げの経営者が、圧倒的な収益性を誇る企業を作っていたりします。つまり、ノウハウや理論以外に事業の成否を分ける何かがあるわけです。 確かに、理論やノウハウは今やアマゾンでクリックしたら翌日には書籍が届くし、ネットでググればいくらでも知ることができる世の中です。 しかし、現実には事業が上手く人もいれば、行かない人もいます。このサイトでは、元コンサルタント起業家が起業家のために、ありそうでなかった実践ノウハウを綴れればと思っています。

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